ニュースリリース

ボストン爆弾テロ事件受け「危機に遭遇した際に起こる心身の反応と対処法」を情報提供

 従業員支援プログラム「EAP」を提供するピースマインド・イープ株式会社は、この度の「ボストン・マラソン爆弾テロ事件」を受けまして、テロや事故などの危機に遭遇した際に起こる心身の反応とその対処法について、ポイントをまとめましたので情報提供させていただきます。
 4月15日(月)にボストンで起きました「ボストン•マラソン爆弾テロ事件」は、世界に大きな衝撃をもたらしています。日本からも約190名(*1)が参加していると言われています。また、最近のマラソンブーム(日本のランナー人口は約1,000万人)を受け、ホノルルやニューヨークシティなどの海外マラソン大会に参加するビジネスパーソンも少なくありません。今回の事件で、海外遠征を考えるランナーご自身、またご家族や知人、同僚への影響などを心配している方も多いことでしょう。このような事件が起きた後は、現地のランナーのみならず、海外でのマラソン大会への参加を考えているランナーの気持ちもゆさぶられるのは自然なことです。 私たちができる事は、心配や不安に思う気持ちを落ち着いて整理しておく事です。 
 以下は、今回のテロ事件だけにとどまらず、あらゆる危機に直面した際に応用できる内容ですので、是非ご活用ください。 
 なお、今回のテロで犠牲になられた方とそのご遺族の方々に慎んで哀悼の意を表すると共に、負傷された方々に慎んでお見舞い申し上げます。

 

● 危機に遭遇した際に起こる心身の反応とのその対処法

 事件や事故の映像を見て、ストレスを感じるのは正常な反応です。感情や身体のストレス反応は、事件のあと数日過ぎてから現れることもあります。また、事件が過酷な場合には、何ヶ月にもわたって影響が続くこともあります。 信頼する人からの理解と支持があれば、ストレス反応はより早く消失するのですが、心の痛みが強すぎてカウンセラーなどの専門家の援助が必要となってくる場合もあります。専門家の援助を必要としているということは、「決してその人が弱いということではなく、ある出来事について、人が自分一人で解決するにはあまりにも強烈すぎた」ということを意味しているだけなのです。

 

■ 危機に直面したときに起こる反応
<感情では>
 茫然自失、不安、同じ事が将来また起こるのではないかという不安、危機を引き起こしたものへの怒り、イライラ、悲しみ、罪悪感、その出来事の原因の一端が自分にもあるのではないかという非現実的な感覚、落ち込み(うつ)、突然涙が出る、危機について感情の波が押さえきれない。
<身体では>
 不眠、頭痛、めまい、寒気、歯ぎしり、咽の渇き、胸の痛み、血圧上昇、動悸、呼吸困難、吐き気、嘔吐、胃痛、疲労、湿疹、けいれん、筋肉の震え、大量の発汗。 (*これらの症状の改善のためには、医師の診察が必要な場合もあります。)
<認知では>
 方向感覚や時間感覚の喪失、混乱、集中力の低下、注意力の低下、判断力の低下、過度に用心深い、過度に無防備である、危機が頻繁に頭をよぎる、危機について考えることができない期間と強く考えてしまう期間を繰り返す。
<行動では>
 睡眠パターンが変化する、悪夢を見る、食欲が減退する、興奮しやすい、ちょっとしたことでびっくりするようになる、(ランニングするのが怖くなって)家に引きこもる、過度に忙しくしていようとする、薬やアルコールの使用が増える。

 

■ 危機に直面したときの対処方法
・ 人と話をしましょう。(人との語らいは一番の良薬です。)
・ 孤独にならずに人と一緒に時間を過ごしましょう。
・ 周囲にサポートを求めましょう。
・ 同僚の様子を確認し、気持ちを分かち合って、出来るだけ同僚達と助け合いましょう。
・ 自分が「いいなあ、楽しいな」と感じることをやりましょう。
・ 休息を沢山取りましょう。
・ 栄養バランスの取れた規則正しい食事をしましょう。

 

 突然危機を再体験しているように感じたり、危機について深く考えたり、また夢を見たりするのは正常なことです。それらと無理に闘う必要はありません。時間と共にこうした反応は少なくなり、心の痛みも軽減していきます。 適度なリラクセーションを取り入れれば、身体的な反応も和らげてくれます。いつもの生活のペースを維持していくようにしましょう。

 

(*1 事前登録者数 :2013年4月16日付 産経ニュースを参照)


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